このため、令和4（2022）年4月に開始された第二期成年後見制度利用促進基本計画では、引き続き利用しやすい制度に向けた運用の改善や制度そのものの見直しの検討が行われており、成年後見制度はますます私たちの生活に身近な制度として定着し、自らの意思が尊重され、住み慣れた地域で安心して暮らしていくためのツールとして利用されることが期待されます。

　こうした成年後見制度を担うリーガルサポートは、全国の司法書士によって平成11（1999）年12月に設立されました。以来、リーガルサポートは、全国の都道府県に50の支部（北海道は4支部）を設置して「高齢者、障害者等が自らの意思に基づき安心して日常生活を送ることができるように支援し、もって高齢者、障害者等の権利の擁護及び福祉の増進に寄与すること」を目的に活動しており、現在8700名を超える司法書士である会員が入会し、家庭裁判所から選任を受けて全国各地で成年後見制度の利用者であるご本人を支援し、権利を擁護する活動に従事しています。

　私たちリーガルサポートは、成年後見人等としての活動のみならず、地域社会の一員として各地の権利擁護支援の地域連携ネットワークの整備や運営にも加わり、さらなる成年後見制度の普及啓発、高齢者、障害者の地域社会への参加に向けて必要な支援活動や仕組みづくりなどにも取り組み、権利擁護支援の推進に寄与していきたいと考えています。

　このような活動を通じて、行政機関はじめ地域の関係者のみなさまとつながり、成年後見制度を利用している、あるいは今後成年後見制度の利用を検討されているみなさまに寄り添いながら、地域共生社会の実現に向け取り組んでまいりますので、是非、お近くのリーガルサポート支部または会員にお気軽にご相談ください。

　私たちリーガルサポートは、「いつも、あなたのそばに。」います。